CASE STUDY
導入事例

動画配信ソリューション事業者

数万人規模の視聴者を抱える
動画配信プラットフォームでの検証サービスを
計画、設計、実施までトータルで提供

概要

動画配信プラットフォームを支えるさまざまなシステムで、サービスローンチ後の不具合が頻出。ソフトウェアテストのスペシャリストチームとして当社検証サービス部が参画し、テストの計画、設計、実施までをトータルに請け負うことでテストプロセスの改善に成功。クリティカルな不具合の市場流出防止に貢献しています。

問題点
  • サービスローンチ後に不具合が頻発
  • 第三者の視点で検証する人材が不十分
  • 検証スキルにバラツキがある
解決策
  • テストの計画、設計、実行までをワンストップで受託
  • お客様独自の要望や文化に対応
  • インフラ関連やテスト管理なども幅広く改善提案
導入効果
  • 今まで見逃されていた不具合やクリティカルな不具合を発見
  • 顧客からのクレームが激減
  • 安定したスキルで検証クオリティを維持

背景

今回、トーテックアメニティの検証サービスをご活用いただいたお客様は、数万人規模の視聴者を抱える動画配信会社です。そのプラットフォームは、動画を効率的かつ安定して配信するシステムをはじめ、課金、ポイント管理、会員管理、コンテンツ管理など、多種多様なシステムによって支えられていますが、サービスローンチ後に不具合が頻出。24時間365日ノンストップでサービス提供しなければならない動画配信会社にとって、不具合の発生やサービスの停止は大きな経済的損失につながります。事態を重く受け止めたお客様は、当社検証サービス部よりソフトウェアテストの専門家チームを受け入れることとなりました。

不具合が発見されないままサービスがローンチされてしまう大きな原因としては、検証・テストが開発プロジェクトの一環として行われており、第三者の視点で検証する人材が不十分だったことが挙げられます。そのため、検証内容がどうしても甘くなりがちでした。また、テスト工程自体は複数の外部エンジニアに依頼していましたが、その多くがフリーランスだったためスキルにバラツキがあることも問題でした。

解決策

当社検証サービス部では、まず、検証経験が豊富なメンバーがお客様の過去の検証実績を踏まえてヒアリングや仕様調査を実施しました。その結果から問題点を抽出してテスト計画を立案し、テストの目的と範囲を明確化。ステークホルダー間で共有しながら、ブレがなく効率的なテストを実施しています。

お客様の検証パートナーとして、積極的な改善提案をしながらも当社の検証思想を押しつけるのではなく、お客様独自のご要望や企業文化などにも柔軟に対応していく姿勢が評価され、現在では開発プロジェクトの半数近くについて検証業務を請け負っています。

また、ソフトウェアの検証だけではなく、冗長化やセキュリティといったインフラまわりの改善、不具合発生箇所のヒートマップ化、不具合の発生数に対応したテスト工数やリソースの調整など、幅広い領域にわたって改善提案を行っています。

導入メリット

お客様では想定しきれていなかったテスト観点なども盛り込んで検証を実施し、これまで見逃されていた不具合の検出、お客様のテストプロセスの改善を実現しています。例えば、しっかりと事前検証を行うことによって課金に関するクリティカルな不具合を発見し、市場流出を防いだことはその一例です。検証を十分に行うことによって、障害が発生した際も原因特定がしやすくなっています。

お客様からは「サービスローンチ後の不具合に関する指摘やクレームが激減したため、その対応にかかっていた工数やコストを大幅に削減できた」との評価をいただいております。

また、検証プロセスを当社検証サービス部におまかせいただくことにより、バラツキのない安定したスキルでお客様の求める検証クオリティを維持できるようになりました。

お客様情報 動画配信ソリューション事業者 様
担当業務
  • ソフトウェアテストのアセスメント、計画、設計、実行、レポーティング

CASE STUDY

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